本来、5月1日に開催されていたメーデー。連合系では、ゴールデンウィークのど真ん中じゃということで、連休の初日にもってくるところが増えていた。自分の地域も、ついに今回から連休の初日になった。自分が経験したメーデーについて書いてみたい。
自分が会社に入社して、労働組合員となった頃というと、15〜6年前になるのだが、その頃、私はメーデーに参加した経験がない。お声がかからなかったような気もするが、なにしろ住んでいるところと、メーデーの会場との距離がありすぎたから断ったかもしれない。
聞いた話によると、その頃は、独身寮にゴロゴロしている連中や、金がなくて実家に帰らずにいるような連中にメシ、酒つきで動員していたらしい。ついでに、当時のメーデーはちゃんとデモ行進もしていたとのことだ。
自分が初めて経験したメーデーは、執行委員になってからだった。当時は、某球場で開催されており、グラウンドに作られたステージでごちゃちごちゃやっていたが、ビール飲んで弁当を食べて、他の執行委員とだべっていたぐらい。ステージで何やっているかを見ても、聞いてもいなかった。でもって、そのままなんとなく帰って来た。デモ行進もなかった気がする。
その後、某球場から海に近い某公園で開催されるようになり、お祭り色を前面に打ち出して、組合員じゃなくて通りががりや、たまたま遊びにきた人もいっしょに参加して良いですよという雰囲気になった。各産別が屋台や出店を出したり、芸人を呼んだりしはじめた。
自分のところの組合も、このころから、動員するのはやめ、遊びついでに来たい人来てね、みたいな取り組みになった。なにしろ、昼真っからビール飲んでるだけみたいなものなのだから。
で、今回、ついに、これまで5月1日に開催していたものが連休の初日となった。自分としては、別段どうということもないのであるが、地方に帰るとか、旅行したい人にとっては、都合がつけやすくなったと思う。もともと動員されるでもなく、無関係な人にとっては、いつになろうとたいした事でないのも事実だ。
今年のようなカレンダーだと、休みの人は4月27日から5月6日まで連休になるから、特に、4月30日から5月2日までの平日は貴重な動きやすい日だ。暦の休みの日はどこ行っても混むから。でも、ご家族がいると学校があるから無理かもしれませんけれども。
まあ、そんなことで、開催日は変わったものの、やってることに大きな変化はなく、何のために行くのか良くわからないが、いかねばならない立場にいるから行くという感じである。まあ、知っている人のいるところなどなどに顔を出して、来ていますよとアピールすることだけは、してきましたけれども。
我々のようにいいかげんな気持ちで参加しているのもいりゃ、大量動員してくる連中もいる。特に、お役所系はなにかにつけ動員力がすごいけれど、いつも同様の大量動員だ。まあ、酒飲んでだらだらしているのは、我々と変わらないのだけれども。各組織とも、目印に自分のところの組合の旗などをおったてておくのであるが、とにかく今回は役所系が多かった。逆に言うと、民間の組合の参加が減ったのかもしれない。
戦後すぐのメーデーを経験されている方からすると、今のメーデーはメーデーとは言えないものかもしれない。自分にとってメーデーとは、休みの日にわざわざ行かねばならないから行く程度のもので、行かずにすむのであれば、できれば行きたくないのが本音だ。
お祭りメーデーとはいえ、行ってなにするわけでもなく、酒を飲んでるだけだったら、バーベーキューでもやった方が健康的だし楽しい。こんなメーデー、いつまで続けるのかなとは思うが、辞めるわけにもいかないもののひとつとして残ってしまったって感じである。
ところで、メーデーをやってんのは、共産主義国は当然として、資本主義国では日本以外にあるのだろうか?
自分は、連合系の組合であるが、連合以外にも全労連、全労協とあるわけで、そちらはきちんと5月1日にやるようである。ここで、勢力争いと言うか、色々あるようで、連合系は1日にやらないのだけれども、他の連中に1日に会場を使われたくないので、他の用件で会場をキープしておくとかやっているらしい。馬鹿げた大人気ない事のように思うが、組織の上部の人間にとってはただごとではないのかもしれない。